メディカルアフェアーズ情報
メディカルアフェアーズの最新情報を更新していきます。
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コラム
フィールドメディカルアドバイザーとは
コラム2023.11.08 (Wed)2023.11.08 (Wed)フィールドメディカルアドバイザーとは
メディカルアフェアーズが行う活動の認知度が上がり、その重要性が注目される中で、MSLが行う「フィールドメディカル活動」の質や効率についての意識も強くなっています。メディカルプランの中で、MSLがどのようなアクティビティに関与し、そのアクティビティやメディカルプランそのものに影響を与えるようなインサイトをどのように収集するかは、多くの製薬企業が抱えている課題の一つと言えるかと思います。 特にメディカルアフェアーズを立ち上げて日が浅い企業や、未経験MSLを積極的に登用していたりフィールド活動を専門的に行うMSLを置いていない企業においては、その課題はより大きなものとなります。実際、私たちにもそのような課題をどのように解決すべきかという相談を受けることがしばしばあります。 -
お知らせ
第2期ストラテジスト育成コースのご案内
お知らせ2023.11.01 (Wed)2023.11.01 (Wed)第2期ストラテジスト育成コースのご案内
当社が運営するMAアカデミーにおいて『ストラテジスト育成コース第2期生』の募集を開始いたしました。 本コースは、メディカルアフェアーズ(MA)活動の軸となる「メディカル戦略策定」に特化した研修であり、実践をメインとしたプログラム構成となっております。 具体的な疾患を題材に実際にメディカル戦略を立てながら、単にフレームをなぞるだけではなく、ストラテジストに必要な考え方やスキルを習得いただきます。また、研修課題やグループワークを通じて、効率よく実践力を磨く機会を提供します。(第1期の開催レポートはこちら) 詳しい情報およびお申込みは、以下リンクよりご覧ください。 https://www.cmic-inizio.com/service/ma/ma-academy/strategist2024 ▼ストラテジスト育成コース 第2期 概要▼ <目的> ・MA戦略策定の実践スキルを習得し、新規領域でも一人で戦略立案ができるようになる ・既存のMA戦略をよりよくタイムリーに改善・改訂できるようになる <対象> ・MA戦略策定に現在携わられている方、もしくは今後関わられる予定のある方 ・MA分野においてさらにスキルアップされたい方 ・MAアカデミー「スペシャリストコース」を修了された方 <コース構成> ・戦略実習(計4回):外部および内部環境の理解、Patient Journey の作成、Medical Objectives/ Tactics の検討、Activity の決定 ・eラーニング(計6科目):メディカル戦略/ Patient Centricity概論/ STL選定とエンゲージメントプラン/ 臨床研究法・個人情報保護法/ プロジェクトマネジメント <eラーニングスケジュール> 2023 年12 月 15 日~ 2024年 3 月 31日 ※ご受講手続き後、順次開始いただけます。受講期間中は何度でも視聴可能です。 <戦略実習(集合研修)スケジュール> ・第1回:2024年 2月7日(水)13:00-17:30 ・第2回:2024年 2月13日(火)13:00-17:30 ・第3回:2024年 2月27日(火)13:00-17:30 ・第4回:2024年 3月12日(火)13:00-17:30 <申込期間> 2023年11月1日(水) ~ 2024年 1月 16日(火)まで <受講料> 一般:350,000円(税抜)、MAアカデミークラブ会員:300,000円(税抜) ご不明な点等ございましたら、MAアカデミー事務局までどうぞお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちら -
お知らせ
運営会社の社名変更およびメディカルアフェアーズカンパニー発足のご案内
お知らせ2023.10.02 (Mon)2023.10.02 (Mon)運営会社の社名変更およびメディカルアフェアーズカンパニー発足のご案内
当社の親会社の一つであるAshfield Engageのブランド名がInizio Engageに変更されました。 これに伴い、当社は2023年10月1日付で社名を、シミック・イニジオ株式会社(英語表記 CMIC Inizio co., Ltd.)へ変更することとなりましたのでご案内させていただきます。 私たちは、2016年にメディカルアフェアーズ事業部門を立ち上げて以来、一貫して、メディカルアフェアーズに特化したサービスを提供して参りました。このたび、当該事業部門は、メディカルアフェアーズカンパニーとして再スタートすることになりました。 メディカルアフェアーズカンパニーでは、主にコンサルティングおよび教育研修サービスにリソースを集中させ、これまで以上に皆様のニーズに力強くお応えすることを目指しております。 今後も社会的課題の解決に向き合い、私たち一人ひとりがチャレンジを続け、質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。 今後ともご指導とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 -
コラム
MSLにおける面談の「型」について
コラム2023.08.22 (Tue)2023.08.22 (Tue)MSLにおける面談の「型」について
当社は、「MSLと医師の科学的な意見交換の方法」についてトレーニングを提供しています。特にそのニーズが高いのは、新設されたばかりのMSLチームです。製薬業界では、自社医薬品のライフサイクルに合わせて、メディカルアフェアーズおよびMSLチームの新設・組替えがダイナミックに行われます。昨今は、営業部門の縮小と並行して、営業部門からのMSLの供給が増えるという現象も生じています。そのような中、MSLマネージャーは、急場でチームを作ることが迫られます。現状、MR出身のMSLが割合として最も多いと思われますが、他に開発(CRA含む)や研究職(アカデミア含む)も加わって、MSLチームが構成されることになります。チームを早く機能させるために、多様なキャリアを持つメンバーのマインドセットや目線を合わせることが急務となります。そのような中、自社でMSLに特化した研修を実施するリソースや経験が少ない場合や、外部の視点が必要な場合に、当社に依頼が来ることになります。 -
コラム
患者団体との協働について
コラム2023.07.07 (Fri)2023.07.07 (Fri)患者団体との協働について
2023年1月23日のコラム「Patient Centricityとは何なのか?」でも述べました通り、製薬企業をはじめとした多くのヘルスケア関連企業が、Patient Centricityという言葉を掲げていますが、その活動の1つとして、患者団体との協働があります。当社としても、企業と患者代表が医療上の問題について議論し、共に解決に向けた取り組みをすることは、望ましい社会の在り方だと考えます。その一方で、両者の関係が不健全なものにならないよう、利益相反には常に気を配らなければなりません。例えば製薬企業の場合、日本製薬工業協会(製薬協)が、「患者団体との協働に関するガイドライン」1を出しています。当社は製薬企業でございませんが、上記のガイドラインを参考にして活動しています。あくまで患者の利益を重視し、公正な立場で関わっております。 最近の活動をご紹介しますと、全国膠原病友の会様と共同で医療講演会を実施しました(2023年5月11日「正しく学ぼう!膠原病の最新治療」2)。この講演を実施するにあたり、理事の方と定期的に会議を開きましたし、企画にあたっては会員の方から意見も募りました。講演会のコンセプトについては当該団体の意思を尊重し、私たちは会を進行する上で必要な助言をするにとどめました。当社は医薬品等を製造販売しているわけではありませんので、利益相反が生じず、お互い公正な立場でやり取りができたと感じています。 -
コラム
患者サポートプログラム 事例紹介2~医療機関とのコミュニケーションサポート~
コラム2023.06.16 (Fri)2023.06.16 (Fri)患者サポートプログラム 事例紹介2~医療機関とのコミュニケーションサポート~
今回は副作用の症状を自覚しながら受診時に医師に報告を躊躇うBさんの事例です。半年前に○○癌と診断され、大学病院に通院しています。診断後すぐに治療が開始されました。幸い、早期発見のため薬物療法から開始することとなり、患者サポートプログラム(PSP)対象の薬剤が処方されたため医療機関からプログラムを紹介されすぐに登録となりました。 PSP看護師が、定期的に状況を伺うお電話を行い、注意して欲しい症状(△△)について毎回話をしておりました。△△が出てきた場合や少しでも症状が悪化していると感じた際にはすぐに医療機関に電話し、指示を仰ぐように依頼していましたので、△△について注意すべきとの自覚がありました。(個人差はありますが、△△は早期に対応すれば薬剤を中止せず減量等で継続できます。) あるコール時にいつものように様子を伺うと、前日から△△らしきものがあると話をされました。担当のPSP看護師が様子を聞き、医療機関に電話して指示を仰ぐように伝えたところ「この症状を伝えたら薬剤中止になるのでしょうか?」とのコメントがありました。話を伺うと、せっかく薬剤の効果も見られてきたため、中止したくない。治療を開始して日常生活への影響もほとんどなく、注意すべき症状は我慢できるから報告しない方が良いと思っているとのこと。更に、他剤に変更となると、対応できる薬剤が減っていく可能性も考え、なるべく長い期間同じ薬剤で頑張りたいとの意向がある状況でした。気持ちはよくわかります。数字的な効果も表れ、前回の受診時には医師から「効果が確認できますね。○○さんに合っているみたいなので、このまま続けましょう。」と言われていたら、多少辛くてもこのまま続けるのが一番良い!と考えてしまうのですね。 看護師は添付文書上も“適宜減量”の記載もあり必ずしも中止になるとは限らないこと、早期に対応することが一番重要であることを伝え、医療機関への報告と今後の指示を仰ぐよう依頼しました。加えて、Bさんが薬剤を継続したいと思っていることを伝えても全く問題ないことと、医師はBさんの意向も踏まえ、他の検査値等の状況を加味して指示することになると考えられることを伝えました。その後、Bさんは医療機関に電話し、受診日変更と受診日までの薬剤の指示がなされました。薬剤は減量して継続となり、△△の症状改善の薬も処方され、△△はほぼ改善された状況となりました。 この件の後も看護師からの定期コールは続いており、薬の効果を実感しながら前向きに治療を継続している様子を確認しています。薬剤中止になった場合にはPSPのサービス提供も基本的に中止となりますが、そのような場合でも的確な治療を医師が選んでいること、薬が合致するか確認する期間が必要とされることもあること、患者さんの意思を医師に伝えることはとても重要であることを伝え、その後の治療も前向きに受けていただけるような会話で終了する形を心がけております。 患者さんの意思を医師に伝えながら治療できるようにサポートする事例紹介でしたが、いかがでしたでしょうか? 当社PSPメンバーでも、いざ自分が患者となり受診すると、あれを伝えればよかったとか、これを聞いてみればよかったと振り返ることあるよね、と話をすることもあります。同じような経験をしたことがある方は多いと思います。そのような時にPSPを活用いただけると感じております。 クライアントの方の意向で、一人の患者さんに対し、無期限(プログラム自体が終了するまで)でフォローするケースや一定期間のフォローとなるケースなど様々です。いずれの場合にも弊社ではインバウンドコールはいつでも(含:一定期間終了後)引き受ける形のプログラムで運営しております。患者さん/ご家族に対し、同じ看護師が継続して対応することで、ちょっとしたことを確認する時にも連絡しやすい環境を整えております。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ -
お知らせ
MSL教育に関して~JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshopのご案内~
お知らせ2023.05.24 (Wed)2023.05.24 (Wed)MSL教育に関して~JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshopのご案内~
当社は、メディカルアフェアーズ事業部門を設立以来、MA/MSL教育にも大きな力を注いできました。 クライアントの皆様からMSL育成に関する様々な課題をお聞きし、その課題を解決するための研修プログラムを作り上げていくことはもちろん、自社MSLの育成、民間として初のMA/MSL教育プログラムであるMAアカデミーの設立など、幅広く展開してまいりました。最近では、コンピテンシーモデルを用いたMA/MSL教育プランの開発なども積極的に進めております。 このたび、我々のこれまでのMA/MSL育成経験の中から得た多くの学びをできるだけ多くの方々に共有し役立てていただこうと思い、JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshop Day(6月16日(金))で演者をさせていただくことになりました。今回、MAPS, JAPhMed, PhRMAの3団体の合同のサミットとなります。ぜひとも、皆様のご参加をお待ちしております。 JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITの詳細は下記リンクからどうぞ! https://medicalaffairs.org/japan2023/ -
コラム
内勤のメディカルアフェアーズの役割
コラム2023.05.12 (Fri)2023.05.12 (Fri)内勤のメディカルアフェアーズの役割
製薬企業によってMAの形態は様々あり、組織名や役割の区分が異なりますが、主に内勤のMAは、MAプラン構築・管理業務、研究者主導型研究の管理やMAが主導あるいは共同研究となる市販後臨床研究等の遂行・管理の実施などを担う業務、HCPや患者さんあるいはMR等からの問い合わせに対して医学的・科学的観点での回答を行う業務、MA内の人材育成や活動の評価分析を行う業務があり、この他にもMA資材の作成や製薬企業として外部に発信する各種販売促進資材のサイエンティフィックレビュー業務など、多様な業務があります。これらが業務ごとに組織化され、遂行されている企業もあれば、外勤となるMSLやメディカルエデュケーション(MedEd)活動も含め、複数の業務を個人で担当する組織体制になっている企業もあります。これは、それぞれの企業の状況によって異なり、分業を進めることに対するメリット・デメリットを考えながら体制構築を進めていく必要があります。これら各業務の詳細や、担当者に求められる資質については、別の機会のコラムで触れていきたいと思います。