メディカルアフェアーズ情報
メディカルアフェアーズの最新情報を更新していきます。
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コラム
MA活動におけるSTLエンゲージメントの意義
コラム2024.10.17 (Thu)2024.10.17 (Thu)MA活動におけるSTLエンゲージメントの意義
「顧客エンゲージメント」は、種々の専門家によって多くの表現で定義されていますが、いずれにせよ「顧客との関係構築」が重要な要素となります。MAにおける「STLエンゲージメント」においては、STLと①健全かつ良好な関係を構築すること、②最新の医学的・科学的な情報を交換すること、③課題の理解およびその解決に向けて協働すること、これらが重要な要素として含まれるでしょう。 MA活動は、メディカルプランに基づきますが、そこにはMAとして解決したい課題、達成したい目標があり、その解決・達成のための筋道が描かれます。具体的には、臨床的に価値のあるデータを創出する、疾患に関する情報を発信する、といった施策がとられます。そして、どの施策においても、重要な外部ステークホルダーたるSTLとの関係構築が必須となります。 -
お知らせ
【好評のため1枠追加!】MSL外部評価調査のご案内:先着3社様にモニター価格にて提供
お知らせ2024.03.13 (Wed)2024.03.13 (Wed)【好評のため1枠追加!】MSL外部評価調査のご案内:先着3社様にモニター価格にて提供
医師から見た自社MSLの活動評価を知りたい! 他社のMSLと比較した強み・弱みを知りたい! MAのターゲットとする医師へのインタビューは難しい! 市場調査会社に調査依頼したが、n数が少なかった。 上記、思い当たる方は是非ご検討ください。 当社ではMA/MSLが対象としている医師へ直接コンタクトし、活動等に関する量的・質的調査を行います。 対応メンバーはMA/MSL業務に精通しているメンバーです。 市場調査会社では、アンケートの回収率は5-10%程度、インタビュー実施成功率が1%以下であったところ、当社実施によりアンケートの回収率は50%以上、インタビュー実施成功率は45%以上を達成いたしました。(2023年実績) 解析データの説明もしっかり行い、コンサルティング経験を活かしたアドバイス付きのため、その後の対策が立てやすくなります。 現在、先着3社様にモニター価格にて調査を受付しております。(追記:おかげさまで、予定しておりました3枠はすべて決定いたしましたが、日頃の感謝を込めまして、モニター価格でのご提供をさらに1枠増やしております。(2024年6月時点)) ご興味ある方は是非こちらからお問合せください! (量的調査結果の例) -
コラム
フィールドメディカルアドバイザーとは
コラム2023.11.08 (Wed)2023.11.08 (Wed)フィールドメディカルアドバイザーとは
メディカルアフェアーズが行う活動の認知度が上がり、その重要性が注目される中で、MSLが行う「フィールドメディカル活動」の質や効率についての意識も強くなっています。メディカルプランの中で、MSLがどのようなアクティビティに関与し、そのアクティビティやメディカルプランそのものに影響を与えるようなインサイトをどのように収集するかは、多くの製薬企業が抱えている課題の一つと言えるかと思います。 特にメディカルアフェアーズを立ち上げて日が浅い企業や、未経験MSLを積極的に登用していたりフィールド活動を専門的に行うMSLを置いていない企業においては、その課題はより大きなものとなります。実際、私たちにもそのような課題をどのように解決すべきかという相談を受けることがしばしばあります。 -
コラム
MSLにおける面談の「型」について
コラム2023.08.22 (Tue)2023.08.22 (Tue)MSLにおける面談の「型」について
当社は、「MSLと医師の科学的な意見交換の方法」についてトレーニングを提供しています。特にそのニーズが高いのは、新設されたばかりのMSLチームです。製薬業界では、自社医薬品のライフサイクルに合わせて、メディカルアフェアーズおよびMSLチームの新設・組替えがダイナミックに行われます。昨今は、営業部門の縮小と並行して、営業部門からのMSLの供給が増えるという現象も生じています。そのような中、MSLマネージャーは、急場でチームを作ることが迫られます。現状、MR出身のMSLが割合として最も多いと思われますが、他に開発(CRA含む)や研究職(アカデミア含む)も加わって、MSLチームが構成されることになります。チームを早く機能させるために、多様なキャリアを持つメンバーのマインドセットや目線を合わせることが急務となります。そのような中、自社でMSLに特化した研修を実施するリソースや経験が少ない場合や、外部の視点が必要な場合に、当社に依頼が来ることになります。 -
お知らせ
MSL教育に関して~JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshopのご案内~
お知らせ2023.05.24 (Wed)2023.05.24 (Wed)MSL教育に関して~JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshopのご案内~
当社は、メディカルアフェアーズ事業部門を設立以来、MA/MSL教育にも大きな力を注いできました。 クライアントの皆様からMSL育成に関する様々な課題をお聞きし、その課題を解決するための研修プログラムを作り上げていくことはもちろん、自社MSLの育成、民間として初のMA/MSL教育プログラムであるMAアカデミーの設立など、幅広く展開してまいりました。最近では、コンピテンシーモデルを用いたMA/MSL教育プランの開発なども積極的に進めております。 このたび、我々のこれまでのMA/MSL育成経験の中から得た多くの学びをできるだけ多くの方々に共有し役立てていただこうと思い、JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITにおけるMSL Workshop Day(6月16日(金))で演者をさせていただくことになりました。今回、MAPS, JAPhMed, PhRMAの3団体の合同のサミットとなります。ぜひとも、皆様のご参加をお待ちしております。 JAPAN MEDICAL AFFAIRS SUMMITの詳細は下記リンクからどうぞ! https://medicalaffairs.org/japan2023/ -
コラム
MSLの職種としての将来性
コラム2023.03.17 (Fri)2023.03.17 (Fri)MSLの職種としての将来性
国内では2010年ごろから、製薬企業のメディカルアフェアーズ部の中にMSLが本格的に組織されはじめ、当社の試算では2023年3月現在までに約2300人のMSLが国内で活動していると思われます。 日本製薬工業協会においても、2019年4月1日付で「メディカルアフェアーズの活動に関する基本的考え方」が、2022年7月には「メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)の目指すべき方向性」がリリースされました。 このようにMSLの業務は業界でもかなり注目されてきており、今後も人数や役割が拡大していくようにもみえます。 一方で、製薬企業がカバーする疾患領域は、プライマリーケアからスペシャリティケアに移行してきており、多くの医療従事者を対象とするのではなく、少数の専門医が対象となってくるでしょう。MSLについては、さらに、その中でもThought Leaderが対象となってくるのでMSLの絶対数は今後も大きく増えていくようなことはないと考えています。 今回はコラムですので、あくまでも個人的な考えとなりますが、下記のような傾向になってくると思っています。 MSLの絶対数はそれほど増えていかない MSLの役割は拡大していく MSLの質が大きく問われるようになっていく この中でも特に3.が重要なのではないかと思います。 当社では多くのメディカルアフェアーズ部に対するコンサルティングを行ってきましたので、その経験から申し上げますと、MSLの方が持っている資格や経験に対するrequirementは今後も益々高まってくると思われます。つまり、医療系資格(医師、薬剤師、看護師の有資格者)を持ち、大学院(修士以上、博士号を持っていればなお良い)修了者、さらには、製薬企業でのメディカルアフェアーズや関連部門での経験、ある領域での専門性や経験、コミュニケーション力、ビジネス的な洞察力、英語力(特にビジネス英語)が備わっている人が理想となります。 メディカルアフェアーズが組織され始めた際には、博士号を持っていることが重要とのことでしたが、現在では、それだけでは不足しており、ビジネスマンとしての質の高さやバランス感覚が求められているといっても良いでしょう。したがって、現在の自分に満足することなく、常に前向きに勉強をしていく姿勢が重要です。その勉強も会社から提供される研修だけではなく、自ら各種学校やセミナーへ足を運んだり、大学院などで勉強をしていくことが必要でしょう。 また、個人的にかなり気がかりなのは、疾患の専門性ですね。これに関しては、いくつも専門性を持つことは実際には不可能ですので、せいぜい一つか二つになるかと思います。その専門性が所属する製薬企業で永続的に必要とはされることはまずないでしょう。製薬企業の持つパイプラインで自分の得意とする領域の製品がなければ、転職という道を選ばなくてはならないこともあるかと思います。そのため、「安定」を強く望む方には厳しい世界になるかもしれません。一方で、常に勉強をし続け、サバイバルで生き抜くことへのやりがいを感じている方であればこんなに楽しいことはないかもしれませんね。 少し無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、私はこのメディカルアフェアーズという仕事は非常に魅力的だと思っています。Patient Centricityを前面に掲げながら、アンメットニーズの解決に挑む、大変素晴らしい仕事だと思います。 当社ではメディカルアフェアーズを体系的に学ぶことのできる「MAアカデミー」を運営しております。製薬企業で勤務されている方に限らず、異業種、大学生、大学院生など、もし、ご興味のある方はぜひとも当社にお問合せいただければと思います。 お問い合わせ -
コラム
MA/MSLのソフトスキル教育はどのように企画すれば良いの?
コラム2023.02.09 (Thu)2023.02.09 (Thu)MA/MSLのソフトスキル教育はどのように企画すれば良いの?
製薬協 医薬品評価委員会MA部会「メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)の目指すべき方向性」ⅰ)によりますと、「ソフトスキル」とは「コミュニケーション力や協調性、自発性、リーダーシップなど、 目に見えない定性的なスキル」とされています。 私自身がヒアリングした製薬企業の中では、例えば「リーダーシップ」という教育の切り口だけでも、様々なニーズがありました。「MSLのリーダーシップとは、社会規範を遵守するだけでなく、自らの倫理観も明確にして行動できること」という企業もあれば、「MSLのリーダーシップとは、チームの中にいるメンバー一人ひとりが個性を発揮すること」という企業もありました。ソフトスキルの研修そのものに「正解がない」からこそ、各社で実情に照らして深く考え、どのように研修プログラムとして実現できるかについて試行錯誤している様子が垣間見えました。 そのような中で、以下の三つの点について留意しておくと、ソフトスキルの研修企画が一歩ずつ前進するのではないかと考えています。 -
コラム
MA/MSLの教育体系の現状
コラム2023.01.25 (Wed)2023.01.25 (Wed)MA/MSLの教育体系の現状
製薬業界に携わる前、複数の業界と関わった中での経験ではありますが、製薬業界におけるMA/MSL部門の教育体系は、目指す姿が共通認識され、まさにこれから企画・整備に向かっている段階ではないかと受け止めています。これまで接点を持った製薬企業数社では、専門的な知識やスキルに関する研修を取り入れたいとのお話しをいただき、いち早く、MA/MSLの機能を確立したいとの想いが強く伝わりました。 そのような中で、専門的な知識のインプットやスキル習得と共に、気づきや感性を体験から養うソフトスキルの教育プログラムを取り入れようとのお声がけは現時点でまだ少なく、これから徐々にお聞きするのではないかと推察しています。 例えば、自分や相手について考え方や感情面まで深く理解できるような「コミュニケーション」を体験的に学ぶ教育プログラム。自らの価値観とスキルに強い確信が持て、どのような志を大事にするかの「自発性」マインドを育てる教育プログラム。そして、プロジェクト管理のためのマネジメントだけでなく、状況に応じて人間同士が力を合わせると大きな成果を狙えるグループダイナミズムも体感できる「リーダーシップやマネジメント」のプログラムなど。一言で言えば継続的に人間力を育てるプログラムを取り入れたいとのお話はまだ少ない傾向にあります。 大前提となるビジョンや戦略、事業計画、そして現実的に起きている問題から切り離さずに教育プログラムは計画立案する事が望まれます。そのため、やはり専門的な知識やスキルの習得は優先せねばならないかもしれません。しかしながら、周知の通り、我々が生きているビジネスの世界はなかなか計画通りには進まず、常に軌道修正しなければ成功が難しくなっています。だからこそ、相手や状況に対する鋭い感受性や、速やかな意思決定ができる揺るがぬ価値基準、目標達成のために共感して巻き込む力、新しさを具現化する力など、ソフトスキルもきっと必要になることでしょう。 教育を通して目に見える効果を求める一方で、組織・部門が永続するために人間形成の部分も企業内教育の範囲としてどれだけ捉えられるのか、私自身、専門性と人間性の教育の両面で皆さまのお役に立ちたいと考えています。 当社の教育・研修に関してご相談やご質問等ございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。 お問い合わせ