2026.03.10 (Tue)
製薬企業におけるPublication業務について
医薬品は適切な情報が付加されて初めて臨床的価値を発揮します。企業主導の臨床研究については実施体制やデータなどすべてに対して透明性、信頼性の確保がこの十数年の間に以前にも増して要求されるようになり、実施のハードルが高くなった印象もあります。しかしそうは言ってもやはり数百から数千例といったある程度の症例数を集めた大規模臨床研究は資金や運営体制の構築・維持や各作業工程のノウハウといった面からアカデミアでの実施は依然として難しく、製薬メーカーとCROなどの協業でないと実施困難な場合が多いというのが現実かと思います。そうして漸く得られた最新の科学的知見をアップデートし続けていくpublicationの作業は、安全性情報の提供と同様に製薬企が果たすべき社会的責任の一環であると思います。